ダッシュのイメージトレーニング

筋肉は構成する筋繊維の並び方によって2種類あって、スピード指向型の筋肉と力指向型の筋肉とに分かれている。

 

名前は、

・平行筋→スピード指向型

・羽状筋→力指向型

という。

 

筋肉が配置されている場所によって、役割が決められていて、その目的によって基本的な設計がされている。

本当に人間の身体は良く出来ている。

 

平行筋は、筋繊維の1本1本が、筋肉の長軸に向ってほぼ平行に走っているので、

1本の筋繊維が縮む距離は、筋肉が縮む距離とほぼ同じという特徴がある。

 

比べて羽状筋は、鳥の羽の様に筋繊維が少し傾いて斜めに走っているので、

1本1本の筋繊維は平行筋と比べて短く、個々の筋繊維が収縮して短くなった距離は、筋肉全体の長さからすると、わずかな距離にしかならない。

 

筋繊維が出したピードがそのまま反映されるのが平行筋で、羽状筋は出したスピードの3分の1しか収縮しないという事になる。

ただ、羽状筋は個々の筋繊維が短い分、より多数の筋繊維が筋肉の中に詰まっていることになり、それぞれの収縮の力を合わせる事が出来るので、より強い力を発揮する事が出来る。

 

平行筋は、一般的なイメージ通りの作り。

羽状筋の例として分かり易いのは、カニの爪の繊維の入り方。

食べる時を思い出すと、1本1本の繊維が短くて、ぎっしり詰まっているのが分かる。

なので、カニが物を挟む力はとても強くて、一度挟んだらなかなか離れない。

 

そして、伸筋には羽状筋が多く、屈筋には平行筋が多いという傾向がある。

ダッシュする時の動作で考えると、足を胴体に惹き付ける動作は屈筋なので、スピードに強く、足を踏み切る動作は伸筋になるので、力強く蹴り出す事が出来る。

 

この筋肉の性質の通りに身体を動かせる様に繰り返しトレーニングをする事で、自分の持つ筋肉を最大限生かす事が出来る様になる。

 

後ろ足でいかに力強くけり、振り上げる足はいかに速く胴体に近づけるかを意識して走る事で、今自分がどこにより力を入れるべきかが分かる。